2012/06/14

リーダーシップは循環する


「満たされている」と活き活きとします。自ら行動しようとします。
自ら相手のため、社会のため、自然のため、行動しようとしますし、その結果、自分はいっそう満たされます。

そんな風に感じたことはないでしょうか?

行動することはリーダーシップですが、相手のため、社会のため、自然のために行動し、それが自分にも帰ってくる、つまり「リーダーシップは循環する」と考えています。


行動の源泉
自ら行動を起こし、行動し続ける、そのためには自分の内部に行動の源泉(欲求)がなければなりません。

自分の奥底に根差す根源的なもの、簡単に変えられないもの、複雑な社会や周囲の期待のなかで奥の奥に追いやられてしまった、自分の根源的な欲求、これに気づく必要があります。社会や他人に期待されて、自分の使命や理念や目標と錯覚してしまったものではなく、自分が行動していてもっとも「満たされ、安らぐ」使命、理念、目標はなにか、自分の内なる世界を探索してみる必要があります。

今、わたしたちが感じている希望や目標は、本当に自分のものでしょうか?
社会の常識やルールという制限を受けて、知らずに枠をはめてしまっていることはないでしょうか?
日本人だからこうだ、どこそこの会社に勤めているからこうだ、女だからこうだ、どこそこの学校を出たからこうだ、などなど、「自分」の上になにか制限をつけて自分の希望や欲求をとらえていないでしょうか?

「根源的な自分」は、日本人かもしれませんが、世界人でもあるし、宇宙の一部でもあります。会社に勤めているかもしれませんが、独自の人生ビジョンを持った個人でもあります。男性や女性かもしれませんが人間であり、可能性を持った創造者でもあります。

社会的、経済的、物理的などの外的条件や制約をいったんはずして、「根源的な自分」を見つめると、今まで表面的に感じていた「本当の自分」とは異なる自分がいるかもしれません。

「根源的な自分」の欲求が、「自分アジェンダ」です。

リーダーシップ研究では行動を科学していますが、その行動の源泉となる欲求を科学すること、これを「自分アジェンダ」の研究だととらえています。